双眼鏡
双眼鏡が好きだ。
一昨年青森に転勤してきたとき、
星が綺麗なので見たいと思ったことがきっかけだ。
夜、風呂上がりにアパートの周りを散歩していたら星がいっぱい見えた。
転勤前に住んでいた東京より綺麗に見える。
それは当然なんだけど、地元の鳥取よりも綺麗だった。
持っていた双眼鏡(fujinonLF32×8。デザインに一目惚れして衝動買いしていたもの)で見てみたら、アパートからでも夜空いっぱいに星が見えた。
わりと街の中心から近いところ(街と住宅地の境目みたいな)
に住んでるのに十分綺麗な夜空をみることができてビックリした覚えがある。
色々調べてたら、星見というより双眼鏡そのものが好きになってしまった。
それから色々調べて何台か買ったり(そして売ったり)したが先日、
上京する機会があったので今まででもっとも高いのを買った。
carlzeissのvictory compact 8×20だ。
出張とか旅行とか重い双眼鏡を持っていく気になれないときに限って
「双眼鏡があればな、、」という景色に出くわしたりする。
そういうときにタンクローみたいなものでも良いんだけど、
やっぱり防水があったほうが良いし、
小さい口径ほど良いものを買わないとダメだと思ったので奮発した。
それにツァイスは保証期間も国内メーカーとは比較にならないほど長い。
買ったのは新宿西口ヨドバシ。
店員さんに「ニコンの8×20hglと悩んでるんですけど」と言ったら、
「お金出せるなら軽いツァイスが良いですよ。ニコンは設計も古いですし」と言われた。
まあ店員なんだから高い方を勧めるのは当然なんだけど「確かにそうだ」と感じた。
店内で覗いた感じではさすがに20口径の中では群を抜いていた。
ニコンも良かったけど、20口径のわりにかさばるのが気になった。
今となっては気に入っているが、
「スワロのポケットも試しに見たかったな。。。」とか
「nikonがEDGで小口径出したらどうしよう。。」とか
いろいろと邪念が出てきている。
とはいえ雪国の青森に来てから
もともとの趣味である自転車がほとんど休業中のうえ、
会社が街から離れているので飲みに行くこともまれ。
そんな寂しい転勤生活を慰めてくれる双眼鏡にしばらくハマったままになりそうだ。
ベンセ湿原
なぜか朝3時頃に目覚めた。こういうときがときどきある。
そして決まってそのあと眠れなくなる。「ならば」とドライブに出かけた。なんとなく日本海が見たくなったので出来島に行き、帰ろうとしたら「ベンセ湿原」の看板を見つけたので寄ってみた。
立地は広大な農地の真ん中。景色も雰囲気も気持ちも良い。
木道なども整備されているので、近所に住んでいたら、きっとしょっちゅう散歩に来ると思う。到着した時間は朝の5時前。野鳥の楽園らしく、経験したことのないほど沢山の鳥の囀りが公園中に響いていた。訪問者も僕しかいないのでノビノビ。鯵ヶ沢とかにまた行くことがあったらついでに寄ってみたい。
気分がよかったのでスープとコーヒーを淹れて飲んだ。EPIのBPSA-Ⅲはとっくに廃盤だが、昨年近所のアウトドアショップで売っているのを見つけて衝動買い。70年代のバックパッキング本に、これの直系先祖が載っているのをみていたせいか、なんとなく欲しくなってしまった。
今は野点セットの一員としてドライブのお供になっている。